
2010年07月21日(水)
認知症サポーター(コンビニ核心編) [スタッフ日誌]
まさかの3部構成となってしまった。【2010-07-13認知症サポーター(コンビニ前編)】【2010-07-18認知症サポーター(コンビニ後編)】の続きから
今日は核心編であり、実際に行ってみての感想がメインである。まず最初の感想は1回目を行った会場である。会場は会社のオフィスにある会議室。さすがコンビニ大手のオフィスである。オフィスに置かれたデスクの数かず数。福祉業界でしか働いたことのない僕としては、いかにもオフィスって言うものを見たことがなく、まさに圧巻の一言である。いやおうなしでテンションがあがる。
さて、横道にそれたので、気を取り直してっと。
この手の認知症講座や公演をを依頼される時に「どんな内容がいいですか?」と聞くと『認知症の方の対応の仕方などを織り交ぜてください』といった具合に言われること多い。
確かにみなさんが聞きたい内容であろう。しかし、皆さんならおわかりだろうが、これには決まった答えはない。実際、同じ方に対してですら、同じ対応が常によい結果に結びつく限らない。万人に共通する100点対応はないのだ。
まあ「例えば・・・」と話せることもある。「こんなこともあった」と経験から話をすることもできる。そのあたりを交えながらも「自分だったら」から「認知症のその人であったら」へと見方を変え、想像することの重要性を説くようにしている。そのためにも基礎理解が必要不可欠なのである。
今回の2回はどちらもグループワークとした。グループごとに少し開きはあったが、それなりに手ごたえを感じることはできたと思う。2回のアプローチ方法を変えてみたことで、結果良かったのかはわからない。それぞれの立場に人にとってよりわかりやすく考える機会にはなら幸いである。
話は急に変わるが、認知症の専門医には、行動・心理症状が改善することを「認知症が治った」と表現する方もみえる。一部の認知症様疾患を除いては、もちろん、中核症状が劇的に改善するはないだろう。となると、抜本的に治癒したというわけではない。
それでも、混乱や不安が様々な症状を表している認知症の方々にとって、穏やかな時間が増えることを「認知症が治った」と言うこの感覚は、ある意味正しいと僕は思っている。
今回、どちらの回においても「専門職の我々・地域住民・企業さん、各々がそれぞれの形で少しずつ力を出し合えば、認知症になっても安心して暮らせる町に近づくことができるだろう」と講座をしめさせていただいた。
正しい理解の広がりが、穏やかな時間が増える可能性を増していく。「認知症を治す」のも地域全体の力にかかっているのではないだろうか。
Posted by 大橋 篤志 at 15時31分



